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zoom RSS 保湿でアトピー性皮膚炎が予防できるか

<<   作成日時 : 2015/01/17 08:39   >>

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最近、アトピー性皮膚炎の発症が、新生児期からのスキンケアである程度予防ができるとよく新聞や雑誌などで話題になっていますね。

これは、皮膚のバリア機能がアトピー性皮膚炎の発症に大きく関わることが注目されており、保湿剤でバリア機能を補完することで発症が防げるのではないかという理屈です。

2014年に欧米と日本で新生児期からスキンケア(保湿剤の塗布)をした場合としていない場合で本当に発症頻度が変わるのか、比較したデータが相次いて発表されています。

欧米のデータでは、生後3週間までに1日1回の保湿剤を外用すれば、それをしない場合よりもアトピー性皮膚炎の発症が有意に予防できたと報告されています。

もともと、両親にアトピー性皮膚炎があるなどの「高リスク群」での比較ですが、スキンケアをしていた場合では生後半年までの発症率が約20%、していない場合は倍の約40%だったとのことですので、スキンケアはアトピー性皮膚炎の発症にかなり効果があると言えますね。

日本のデータでも、生後32週(約7-8ヶ月)までの発症率がかなり下がったと報告されています。

ただ、子どもたちが1歳、2歳と成長した時にどうなるかはまだわかりません。

スキンケアを続けていき、アトピー性皮膚炎の発症が防げるのであれば、その後の喘息や鼻炎の発症(アレルギーマーチ)も抑制できる可能性が高いので、保湿を含めたスキンケアはとても大切であるといえるでしょう。

今は特に乾燥する季節です。頑張って保湿をしましょう!


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