あおば皮ふ科『院長日記』

アクセスカウンタ

zoom RSS ようやく発売になったニキビの「新薬」

<<   作成日時 : 2015/04/03 09:05   >>

トラックバック 0 / コメント 0

桜が満開になり、気持ちのよい季節になりましたね。

4月になり、新しい生活をスタートされた方も多いかと思います。当院でも、長年通われていた方で転居される方が何名かいらっしゃいます。転居先でさらに良い治療が受けられるように願っております。

4月になり、ニキビの新薬が保険適用になり処方できるようになりました。
「ベピオゲル」というお薬で、主成分は過酸化ベンゾイルという抗菌作用と角質剥離作用を持った外用薬です。

ニキビは、毛穴が酸化された皮脂と角質で塞がれ(角栓といいます)、毛穴から出て行くべき皮脂が詰まってしまい(白いニキビ)、毛包内で細菌増殖、細菌と戦う炎症細胞浸潤による炎症反応が起こって赤いニキビが成立します。過酸化ベンゾイルは、角質を剥離することで角栓を除去し、抗菌作用によって炎症を鎮める働きを持っています。

この成分、実は何十年も前から欧米では使われています。欧米だけではなく、殆どの国で随分前から使われている成分です(たぶん)。ニキビの市販薬で有名なク◯アラシルや、◯ロアクティブにすら入っています(日本版には入っていませんが、以前の日本版◯ロアクティブにはおまけのナイトクリームに含まれていたらしいです)。

日本でなかなか認可されたかった理由がその成分の持つ副作用です。角質を剥離する作用があるため、不適切な使用をすると肌荒れを起こしてしまいます。ただ、今回認可されたベピオゲルは、過酸化ベンゾイルの濃度が低めに設定されており、外用方法さえ守っていただければ問題はほとんどないと考えています。処方の際に渡されるパンフレットを良く読んで、疑問点などは医師に質問しましょう。ベピオゲル関連のサイトも開設されていますので、参考にされるといいです。

今までの治療でニキビの炎症がなかなか治まらなかった方、アダパレン(ディフェリンゲル)が使えず、ニキビの新生に悩まされている方などは有効な治療法の一つになるのではないかと考えています。


あおば皮ふ科 ウェブサイト




テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ようやく発売になったニキビの「新薬」 あおば皮ふ科『院長日記』/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる