あおば皮ふ科『院長日記』

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zoom RSS 時間を止められるのか? アンチエイジングへの取り組み

<<   作成日時 : 2015/02/25 00:14   >>

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2月24日にNHK BSで放送された、「時間よ、止まれ!アンチエイジングの秘密」という番組をご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。

美容的な話も勿論出ましたが、興味深かったのは、人類がアンチエイジングに昔から取り組み続けていることです。

哺乳類の寿命は様々ですが、心拍数で寿命を語るとほとんどの哺乳類は15億回の心拍数が寿命だとのこと。心拍が遅い象が長生きで、非常に早いネズミが短命ですが、寿命までの心拍数はいずれも15億回だそうです。それに当てはめると、人間の寿命はせいぜい50年。つまり、哺乳類の中では現代の人間が例外的に寿命を伸ばしているようです。

人類は大昔からアンチエイジングに取り組んできているようです。秦の始皇帝、豊臣秀吉、西太后など、ありとあらゆる歴史上の人物がその地位を利用し、不老長寿を目指して試行錯誤してきたとのこと。

人類が寿命を伸ばしたのは、肉を食べるようになり、栄養状態が良くなったことで脳が大きくなったことが一因。人間は他の動物より未熟なまま生まれてくるのは、産道を通れる脳の大きさで生まれるためだそうです。だから、成長に時間がかかり、子育てに時間がかかるので、結果的に人類の寿命も伸びているとのこと。さらに、祖父母の子育て参加により、子供をたくさん産めるようになり、一家の人数増加がさらなる寿命の延長の要因になっているようです。

さらに、人間の寿命はここ200年で急激に伸び、それまでの30−40歳から80歳ぐらいにまで倍増しています。これは、ワクチンや抗生剤の発達により疾病に対抗できるようになったこと、労働の機械化で重労働が減ったこと、食品が豊富になったこと、冷暖房の温度管理が出来るようになったこと、乗り物の発達で移動のストレスが減っていることなど、体へのダメージが減っているのが大きいようです。これらをもたらしたのは大量のエネルギー消費です。実際、GDPの高い国のほうが、長生きだそうです。

アンチエイジングの研究は更に進んでおり、遺伝子をコントロールして更に寿命が延ばせると期待されています。長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化する物質が見つかっており、マウスの実験では良いデータが出ているようですので、これからが楽しみな分野ですね。時間を止めるどころか、逆行させるぐらい若返らせる事ができることも可能になるかもしれません。ただ、人間の寿命をのばすことが、地球環境にとって良いことなのかは難しい問題だと思います。


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